学べる地学

NEW地学基礎教室「恒星の誕生」

恒星の材料

うさぎさん
うさぎさん
恒星ってなに?
空気塊くん
空気塊くん
恒星とは太陽みたいに自ら光り輝いている天体のことだよ

そのため、恒星の材料とは、太陽の材料とも言えます。
恒星の材料は宇宙に漂う物質です。これを星間物質といいます。

星間物質

うさぎさん
うさぎさん
星と星の間を漂う物質だから星間物質なんだね

星間物質は気体成分の星間ガスと固体成分の星間塵(せいかんじん)が存在します。

うさぎさん
うさぎさん
気体か固体かで名前が違うんだね

星間雲

星間物質が多く集まっている場所を星間雲といいます。

うさぎさん
うさぎさん
雲?
空気塊くん
空気塊くん
空にできる雲とは違うけど、星間物質が集まると雲みたいにモヤモヤするから星間雲というよ
うさぎさん
うさぎさん
星間雲=星間物質がいっぱいだね

様々な星間雲

星間雲には様々な種類があります。
まず、周囲の光によって輝いて見える星間雲を散光星雲といいます。

図「散光星雲」

周囲の光を吸収したり、散乱したりして遮ることで見える星間雲を暗黒星雲といいます。

図「暗黒星雲」
うさぎさん
うさぎさん
光って見えるのもあれば、光らないから見えるっものもるのは面白いね

恒星の誕生

空気塊くん
空気塊くん
じゃあ今から恒星が誕生する流れを説明するよ
うさぎさん
うさぎさん
はーい

星間雲から主系列星

空気塊くん
空気塊くん
まず、星間雲の中で時間をかけて物質が集まっていくよ
図「集まる星間雲」

集まった物質が大きな塊になって次第に自らの重力で収縮して、圧力や温度が上昇して光り輝くようになります。

空気塊くん
空気塊くん
この状態を原始星というよ

※ちなみに原始星の状態だった太陽のことは原始太陽といいます。

図「原始星」

そして星が自らの重力で収縮を続けて内部の圧力と温度が上昇した結果、核融合反応を起こすようになると星の状態はとても安定します。

空気塊くん
空気塊くん
この状態を主系列星というよ
図「主系列星」
うさぎさん
うさぎさん
主系列星は何で安定しているの?
空気塊くん
空気塊くん
自らの重力で収縮しようとする力と、核融合によって広がろうとする力が釣り合うから安定するよ

※太陽の場合、この主系列星の状態が約100億年続くと考えられています。

主系列星のその後

主系列星を終えた後は核融合と重力による収縮のバランスが崩れて星は巨大化します。
巨大化した星を巨星といいます。

図「巨星」
空気塊くん
空気塊くん
太陽の場合は巨星から惑星状星雲にかわって、最終的には中心に白色矮星という星が残って一生を終えるよ
図「惑星状星雲と白色矮星」
空気塊くん
空気塊くん
太陽よりも質量がかなり大きい恒星の場合は最後超新星爆発という現象を起こして、中性子星やブラックホールになると考えられているよ
図「超新星爆発」
うさぎさん
うさぎさん
ブラックホールは超新星爆発でできるんだね

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA