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NEW地学基礎教室「太陽系の天体」

図「太陽系の天体」

太陽系には恒星である太陽のや惑星のほかにもいろいろな天体が存在します。

衛星

衛星とは惑星の周りを公転する天体です。

うさぎさん
うさぎさん
地球の惑星は月だね

衛星は惑星の引力によって引っ張られて公転しています。そのため、引力が強い、つまり質量が大きな惑星ほど多くの衛星を引き寄せることができます。質量が小さい地球型惑星の衛星の数は少なく3つしかありません。木星型惑星は100を超える数の衛星が見つかっています。

アンモナイト先生
アンモナイト先生
衛星の中には惑星より大きいものもあるよ
うさぎさん
うさぎさん
すごい!
アンモナイト先生
アンモナイト先生
木星のガニメデや土星のタイタンは水星より大きいんだ
アンモナイト先生
アンモナイト先生
さらに惑星の中には大気を持つものや火山活動を行なっているものも見つかっていて、今後の研究が期待されているんだよ

太陽系外縁天体(たいようけいがいえんてんたい)

太陽系外縁天体とは海王星の外側にある天体です。

空気塊くん
空気塊くん
冥王星も太陽系外縁天体に含まれるよ

冥王星はもともと惑星に分類されていましたが、2006年の国際天文学連合で惑星から除外されました。現在の分類上では、冥王星は準惑星にあたります。

太陽系外縁天体は1992年まで2個しか見つかっていませんでしたが、2018年には約2500個ほど見つかっています。今後もさらに増えていくことが予測されています。

うさぎさん
うさぎさん
観測技術の進化すごいね
有名な太陽系外縁天体 冥王星・エリス・ハウメア・マケマケ・セドナ

 

小惑星

小惑星とは半径が約500km以下で、軌道が木星軌道よりも内側の天体です。
主に火星と木星軌道の間に存在する。
小惑星は2018年時点で約75万個ほど発見されています。
小惑星の中で一番大きな天体はケレスという天体です。半径が約500kmほどあります。

アンモナイト先生
アンモナイト先生
ケレスは1801年に発見されたよ

ちなみにケレスは現在、準惑星に分類されています。

うさぎさん
うさぎさん
探査機はやぶさが探査したことで有名な「イトカワ」も小惑星だよ

彗星

彗星とは太陽に近づいたとき長い尾を引く天体です。

彗星は基本的には氷や塵で構成されています。

太陽の周りを細長い楕円軌道で動いているものも多いです。

彗星の特徴である箒のように伸びた尾は彗星が太陽に近づいたときに発生します。
尾は太陽から放出された太陽風によって発生するので、尾が伸びる方向は太陽と反対側になります。

空気塊くん
空気塊くん
彗星はその中身から汚れた雪玉とも言われているよ

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