地学のまも
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地学のまも(@tigakunomamo)です
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この記事では宇宙・天文分野で用いる距離の単位について説明しますね。
Contents
宇宙・天文分野で使う距離の単位
1[単位]の長さ | 単位の起源 | |
km | 1km | 地球の大きさ |
天文単位 | 1億5000万km | 地球と太陽の平均距離 |
光年 | 9兆4600億km | 光が1年かけて進む距離 |
パーセク | 30兆9000億km(3.26光年) | 年周視差が1″の距離 |
うさぎさん
km以外、あまり使わないね
何種類もなんであるの?
何種類もなんであるの?
アンモナイト先生
宇宙は扱う範囲によってスケールが全然違うから、kmだけだと桁数が大きくなりすぎて、距離感がわかりにくくなってしまうんだ。
だから扱いやすいスケールの単位を使い分けるよ。
だから扱いやすいスケールの単位を使い分けるよ。
うさぎさん
なるほどー
km(キロメートル)
うさぎさん
一番なじみある単位だね
アンモナイト先生
m(メートル)は地球の大きさから作られた単位だよ。だから、地球で暮らす限りは、m(メートル)だけで事足りるよ。
m(メートル)とは
天文単位
うさぎさん
これ単位の名前なの!?
アンモナイト先生
そうだよ
1天文単位、2天文単位・・っていうよ
1天文単位、2天文単位・・っていうよ
アンモナイト先生
この単位は地球から太陽までの平均距離を1としているから、太陽系のスケールを扱うときに用いるよ。
天文単位とは
光年
アンモナイト先生
この単位は年という言葉が入っているから、時間の長さと勘違いされることも多いよ
うさぎさん
勘違いしてました
アンモナイト先生
これは長さを表す単位なんだ。
光の速さで1年間かけて進む距離でメートルに換算すると約9兆4600億kmにもなるよ。
光の速さで1年間かけて進む距離でメートルに換算すると約9兆4600億kmにもなるよ。
うさぎさん
どっひゃー!なくらい長いね
光年とは
パーセク
うさぎさん
これはマジで知らないわ
アンモナイト先生
天文学ではお馴染みの単位だよ
太陽系外で比較的近めの天体の距離を測るときは年周視差を活用するんだけど、年周視差[″]を逆数で表したのがパーセクだよ
太陽系外で比較的近めの天体の距離を測るときは年周視差を活用するんだけど、年周視差[″]を逆数で表したのがパーセクだよ
うさぎさん
ごめんよくわかんない
アンモナイト先生
こういうこと
$$パーセク=\frac{1}{年周視差[″]}$$
うさぎさん
年周視差が小さくなるほどパーセクは大きくなるんだね
アンモナイト先生
そう!
遠くの天体ほど視差が小さくなるからだよ
遠くの天体ほど視差が小さくなるからだよ
うさぎさん
なるほど
ちなみに秒[″]ってなに?
ちなみに秒[″]ってなに?
アンモナイト先生
年周視差の単位(秒[″])は角度を表していて、1″は1°の3600分の1だよ。
パーセクとは