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地学基礎教室「化石」

化石

うさぎさん
うさぎさん
化石ってそもそも何なの?
アンモナイト先生
アンモナイト先生
大雑把にいうと過去に生物がいたことを示す証拠をまとめて化石というよ
化石とは

過去に生物がいたことを示す証拠が時間を経て石になったもののこと

化石の定義は思ったより大きいです。
例えば骨や歯、木の実、ふん、巣穴、足跡、卵などどれも化石です。

アンモナイト先生
アンモナイト先生
極端な話だけど、人間が使っているメガネも、将来化石になる可能性があるよ。
うさぎさん
うさぎさん
メガネの化石!?

※ 足跡や巣穴、ふんなどの生物本体ではない化石を生痕化石と言います。

示相化石と示準化石

アンモナイト先生
アンモナイト先生
化石からは様々なことがわかるけど、その化石からわかる情報の中でも、環境と年代がわかる化石を示相化石と示準化石というよ

生物が生息していた当時の環境を推定するのに有効な化石を示相化石、年代を推定するのに有効な化石を示準化石と言います。

図「示相化石と示準化石」

示相化石

アンモナイト先生
アンモナイト先生
示相化石のポイントは環境だよ
示相化石とは

化石になった生物が生息していた当時の環境を推定するのに有効な化石

生息範囲 限られていて狭い(生息する場所にこだわる)
進化の速さ 遅い(体の形の変化が少ない)
生存期間 長い(主として長く存在)
化石の例 サンゴ(暖かくて浅く綺麗な海)

 

示準化石

アンモナイト先生
アンモナイト先生
示準化石のポイントは年代だよ
示準化石とは

化石になった生物が生息していた当時の年代を推定するのに有効な化石

生息範囲 広い(様々な場所で生息可能)
進化の速さ 早い(進化による体の変化が多い)
生存期間 短い(短い期間で絶滅)
化石の例 三葉虫(古生代)
アンモナイト(中生代)
カヘイ石(新生代)
マンモス(新生代)

 

まとめ

示相化石と示準化石は、入試でもよく出題されます。
両者の違いを理解しておきましょう。

図「示相化石と示準化石の違い」

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