学べる地学

原生代

原生代とは

先カンブリア時代のうち、約25億年前から約5億4100万年前までを表す地質時代。
ざっくり言うと、多細胞生物が誕生した時代です。


アンモナイト先生
アンモナイト先生
この時代ではたくさんのことが起きたよ。
うさぎさん
うさぎさん
気になります!

原生代では、太古代に誕生した生物がより複雑に進化していきます。
この時代は非常に変化に富んでいるのですが、きっかけを作った主役は何といっても光合成生物でしょう。
光合成生物の誕生によって、地球には酸素が供給されるようになります。
今でこそ当たり前の酸素という物質はこの当時、とても珍しいものだったのです。
反応性がとてつもなく高い酸素という物質はほぼ全ての生物にとって猛毒だったので、大量の生物が酸素によって死んでしまったと考えられています。いろんな考え方はできますが、酸素によって生物は変化を余儀なくされていきます。
その後、真核生物が誕生したり、大型の多細胞生物が登場したりもします。

うさぎさん
うさぎさん
光合成生物が地球をガラッと変えるきっかけになったんだね

環境の面でも大きな変化がありました。全球凍結です。
全球凍結とは、地球の表面が全て氷河で覆われる現象です。
その当時の赤道でも氷河の証拠が見つかったことからわかりました。

うさぎさん
うさぎさん
とんでもない出来事だね

全球凍結は生物にとって非常に過酷な出来事だったと考えられますが、解消された後は生物の進化や繁栄につながりました。

アンモナイト先生
アンモナイト先生
主な出来事をまとめると次のような感じかな
原生代の主な出来事
  1. 光合成生物が活発に活動
  2. 全球凍結
  3. 光合成による酸素で縞状鉄鉱層が形成
  4. 真核生物の誕生
  5. 多細胞生物の誕生
  6. エディアカラ生物群の誕生(生物の大型化)
うさぎさん
うさぎさん
エディアカラ生物群はとても面白い風貌をしているよ

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